[Pattern]パターンを書くときに効率アップするIllustratorショートカット

カテゴリー:Pattern Making

2022.06.08公開

パターンを書くときによく使うAdobe Illustratorのショートカットをまとめてみました。

Ai パターンで使うショートカットキー

必須項目

ツールバー

ツール名ショートカット
ダイレクト選択ツールA
ペンツールP
拡大・縮小ツールS
回転ツールR
反転ツールO
はさみツールC
長方形ツールM
円ツールL
文字ツールT

パターンを書くときに必ず使うツールをよく使う順に並べてみました。

押し続けて一時的にツールを切り替える

機能MacWindows
ズームツール:拡大(または縮小)command + スペースcontrol + スペース
ズームツール:縮小command + option + スペースcontrol + alt + スペース
手のひらツールスペーススペース
直前に使っていた選択ツール or ダイレクト選択ツールcommandcontrol

ズームツールは、Macの場合、OSのショートカットとバッティングする可能性があるので、そっちをオフにしたりしています。今はcommand(control)+スペースだけで拡大・縮小ともに事足りるようになりましたが。

ファイルメニュー

機能MacWindows
保存command + Scontrol + S
別名で保存..command + shift + Scontrol + shift + S

当たり前過ぎかもしれませんが、こまめに保存しましょうという戒めも込めて。

編集メニュー

機能MacWindows
前面にペーストcommand + Fcontrol + S
同じ位置にペーストcommand + shift + Vcontrol + shift + S

コピーしたオブジェクトと同じ位置にペーストできるショートカットです。似たような機能ですが、アートボードを複数使う場合は、後者が便利です。

オブジェクトメニュー

機能MacWindows
変形の繰り返しcommand + Dcontrol + D
移動…command + shift + Mcontrol + shift + M
グループcommand + Gcontrol + G
グループ解除command + shift + Gcontrol + shift + G
ロックcommand + 2control + 2
ロック解除command + option + 2control + alt + 2
隠すcommand + 3control + 3
すべてを表示command + option + 3control + alt + 3

変形の繰り返しは移動、回転など、他の変形で複製したときに連続して複製するときに便利です。

グループとグループ解除でペアになっています。解除でoption(alt)が追加されるパターンはたくさんあります。パスファインダの分割を利用したときなど、グループ解除を使わなければならない場面が多くてよく使いますね。

「ロック、ロック解除」と「隠す、すべてを表示」も、ペアで覚えると便利です。でも、人によってはどちらかしか使わないかもしれません。かくいうぼくは、「隠す」を使う割合が99%ですね。ロックはオブジェクトよりレイヤーをまるごとロックするほうが多いです。

表示メニュー

機能MacWindows
アウトライン/プレビューcommand + Ycontrol + Y
スマートガイド ON/OFFcommand + Ucontrol + U

昔話をすると、アウトラインじゃないと作業できなかったんだそうです。ぼくはパソコンが遅過ぎたのでアウトラインで作業していた記憶があります。20世紀の話です。今は線幅がじゃまで、拡大しても細かいところがわからないときなど、たまにアウトラインに切り替えます。

スマートガイドを使うと決めたのならば、ずっとオンのままでいいと思っていたんですけど、パスが隣接しているところでのカーブの細かい調整の時にじゃまになりますね。そういうときはオフにします。

余裕があったら覚えておくと便利

まだまだ覚えるの余裕だよという方はこちらもどうぞ。

ツールバー

ツール名ショートカット
選択ツールV
スポイトツールI
ブレンドツールM

選択ツールはほとんど使うことがないのでどっちでもいいのですが、グループ化したものを選択するときと整列のキーオブジェクトに整列のときにキーオブジェクトを選択するときに使っています。

スポイトツールは先幅を間違えた時にを別の線から先幅の設定をコピーするときによく使いますね。

ブレンドツールは、個人的にはまだ使いこなせておりませんが、iPM公式サイトで紹介されているので掲載しました。

メニュー

機能MacWindows
すべてを選択command + Acontrol + A
選択解除command + shift + Acontrol + shift + A
配置command + shift + Pcontrol + shift + P
ブレンド作成command + option + Bcontrol + alt + B
定規を表示/隠すcommand + Rcontrol + R

配置はドラッグ&ドロップでも代用できますね。定規は好きな場所を原点にしたい時によく使います。

もっと覚えたい方はAdobe公式の一覧をどうぞ。

llustratorのショートカットキー一覧

ショートカットのカスタマイズ

よく使うツールなのに、ショートカットキーがない。そんな場合は、カスタマイズしましょう。「編集メニュー>キーボードショートカット..(command + option + shift + K、control + alt + shift +K)」でショートカットキーを編集できます。

iPMのプラグインにもショートカットキーを割り当てられます。ぼくは、Segment toolsのパレットの表示と、レングスコメントツールとスラントツールにショートカットキーを割り当てています。

自分で作れば、覚えやすいものを決められますね。また、既存のものも自分の使いやすいものに変更できます。

キーボードショートカットダイアログ

まとめ

いかがだったでしょうか? ぼくがよく使うもので、パターンメイキングに特化したものをまとめてみました。ドレーピングで製図しているので、平面製図の人とは使うツールの頻度が多少違うかもしれません。それでもほぼ使うものは網羅していると思いますので参考になれば幸いです。

この記事のカテゴリー:Pattern Making

Author

digital smith - N.A.
Old schoolなMacユーザー。DTPっぽいことや、WebコーディングやMacサポートとかでご飯を食べてきました。興味のあることはとりあえずやってみたいと思っている面倒くさい人。服が作りたくてIllustratorを使ったパターンメイキングを勉強しています。将来は有機農業をやってみたい。

コメントはこちらからどうぞ

CAPTCHA


同一カテゴリーの投稿